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外反母趾

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外反母趾


   
 外反母趾とは 外反母趾


外反母趾の症状は、親指が小指のほうに向かってつけ根から「く」の字に曲がり、軽度であれば
ときどき痛みが走るという程度です。また、靴のかかとの減り方が偏っている、指の関節を付け根から曲げると
痛みが走るという症状が現れます。靴を履いていても痛むことはありますが、この場合は脱げば解消されます。
この症状が進行すると、痛みは靴を履いていないとき、または立っているだけでも感じられるようになってしまいます。
痛みの場所も、親指だけでなく、第二指、第三指にも広がります。

他にも次のような症状が現れます。
親指の爪は次第に巻き爪となる
症状が進み親指で蹴り返すことが出来なくなってくると、他の部分に負担がかかるようになり、
 人差し指の付け根や小指の付け根などにタコができやすくなり、その部位に痛みが生じることがある。
親指の付け根の内側の突出した部分には、親指に行く知覚神経が通っているため、
 その神経が圧迫されることによって、親指にしびれや痛みが生じることがある。
外反母趾によって不安定な足になると、その不安定を補うため上半身にも歪みが生じます。


外反母趾の原因には、先天的要素(遺伝的要因)と後天的要素(環境要因)があります。

先天的要素(遺伝的要因)
女性に多い疾患で、男性の約10倍多いといわれており、これは一般に女性の方が関節が柔らかく、
筋肉の発達も弱いためになりやすいのです。また親指の長さが足指でもっとも長い場合に
外反母趾になりやすいとされます。

後天的要素(環境要因)
病的なもの(リウマチや変形性関節症など)、外傷を起因とするもの(骨折や脱臼など)、生活習慣や靴、
歩行バランスや姿勢によるものなどがあげられます。特にこの中でも、靴や歩行バランスに原因があるものが
大半を占めるといえます。また女性の靴は足を保護する機能よりもファッション性の高さを追求したものが多いため
外反母趾になりやすいのです(足に対して靴の長さのサイズが小さい場合や靴の幅(足囲や足幅)が
大きい場合がある)。靴以外ではパンプスやストッキングで足を不自然な形にしたまま長時間を過ごしたり、
足の筋肉が未発達であることも外反母趾の原因になっています。
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