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認知症について |
認知症とはいろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったために様々な障害が起こり、 生活するうえで支障が出ている状態を言います。後天的な脳の障害です。ちなみに先天的に脳の障害があって 運動の障害や知能発達面での障害などが現れる状態は知的障害、先天的に認知の障害がある場合は認知障害といいます。 症状 いつも歩く道で迷子になる。朝食に何を食べたかではなく、朝食を食べたこと自体を忘れるような物忘れ。 自分の子供の名前がわからなくなる。いい間違えが増えコミュミケーションが難しくなる。服を着ることができない。 排泄の処理ができない。疑り深くなる。嫉妬心が強まる。妄想がひどくなる。目的もなく徘徊する。 大声で泣きわめくなどの症状があげられます。 初期症状 同じことを言ったり聞いたりする、人や物の名前が出てこない、昔の記憶ははっきりしているのに 新しいことは忘れる、時間の見当がつかなくなったり曜日や月などの見当がつかなくなる、 水道やガスの消し忘れが目立つようになるなどが認知症の初期症状としてあげられます。 認知症の初期は周りにいる家族も、本人も認知症だという事になかなか気づきません。 最近物忘れするのは年をとったからだろうなどと考えてしまうのです。 認知症は早く見つけてうまく対処すれば、その後の経過も介護の負担も違ってきます。 予防 認知症に有効な治療法はまだ見つかっていませんが脳に刺激を与えて活性化することにより ある程度予防することが可能です。いくつか例を紹介します。 早寝早起きをする 寝る時間・起きる時間を決めて質の良い睡眠をとる。記憶が整理されるのは睡眠中です。 よく噛んで食事する 歯のない人の方が認知症の症状が重くなる傾向があります。噛む動作は脳に刺激を与えます。 暗算しながら買い物をする かごに入れるたびに合計金額を計算していくことも効果があります。とにかく脳を使う。 散歩するときは地図を見ながら 地図を見ながら散歩して脳を使いましょう。いつもの散歩コースを変え地図を読み解きながら脳を活性化させましょう。 治療法 完治のための治療法はありません。今以上に症状を進行させないために脳循環改善薬、脳代謝改善薬などの 薬が投与されます。また異常行動やうつ状態を改善するための薬も使用されたりします。(薬の効果は個人差が大きく出ます) 認知症のケア 認知症の人に対してマイナスの評価をして怒ったり、行動を制止したり、反対したりするのはそれが正しいことでも よい方法とはいえません。本人の気持ちになって本人が望むことを本人の意思に沿った形で対応していくことが大切です。 例えば自分の家にいるにもかかわらず「自分の家に帰りたい」と言ったなら「もう遅い時間だから今日は寝て明日帰ろうね」 などと相手の意見を受け入れながらさりげなくかわす方法が望まれます。 認知症の介護は長期にわたります。認知症という病気を家族がきちんと理解することが正しいケアを導きます。 介護をする家族だけで全てを抱え込むのではなく介護サービスなどを利用して負担を分担させることが大切です。 また症状が重くなれば在宅介護は難しくなります。そのときは老人保健施設や特別養護老人ホームなども検討が必要になります。 |
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