脊髄腫瘍 |
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脊髄腫瘍とは | 脊髄腫瘍 |
脊髄腫瘍とは、脊髄そのものやその周辺にできる腫瘍です。 腫瘍が大きくなることによって脊髄や神経根が圧迫され手や足などに障害が起こる病気です。 腫瘍ができる部位としては、脊髄、神経根、硬膜、脊椎などで硬膜の外側(髄膜腫)、硬膜 の内側の脊髄と硬膜の間(神経鞘腫)、あるいは脊髄の中(神経膠腫)に発生します。 |
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腫瘍ができるとどうなるんですか? | |
頚部(頭部と胸部との中間にある身体の部分。首の部分)の上部にできた腫瘍の場合は、首の筋肉の萎縮、 首から顔にかけての知覚麻痺、頚部の中央部以下の場合は、肩、上肢の筋力の低下、筋萎縮、知覚障害、 胸部の場合は、胸部、上腹部に知覚の障害がでてきます。 脊髄腫瘍が腰の箇所に現れた場合は、腰部や下腹部の知覚鈍磨や筋力の低下、下肢の筋力の低下などが 見られるようになり、腰部より下の方に現れた場合は、腰の下部にかけての疼痛、排尿障害、 下肢の筋力の低下、知覚障害や麻痺といった症状が見られます。 |
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どうやって治せばいいんでしょう・・・? | |
脊髄腫瘍の治療は、神経組織の機能を損なわずに腫瘍を摘出し再発を予防することです。 脊髄腫瘍では、その種類や発生部位によって次のような治療が行われます。 硬膜の内にあって脊髄を外から圧迫する形で発生している腫瘍は、良性ですから、薬による内科的治療は 効果がなく、手術が成功すれば治療成績は良好です。顕微鏡を使って手術する方法もあるので、 腫瘍が巨大にならない限り完全に摘出できます。 脊髄の組織の中にできた腫瘍は大部分が脊髄の膠細胞自体から発生したものですから、完全に切除するのは 困難で、無理に完全な切除を行うと後に重いまひが残ってしまう場合があります。したがって、 除去しきれなかった場合には、放射線治療や化学療法を追加して治療を行います。 硬膜の外から脊髄骨にかけてできた腫瘍は、がんの場合が多く、特にからだの他の部位からの転移がんの ことが多いものです。したがって原発の腫瘍があるかどうか、またそれが手術できるかどうかが確かめられます。 手術を行う場合は、腫瘍を含めてまわわりの筋肉や骨も一緒に除去し、 手術後は、X線照射や抗がん剤などを投与します。 |
脊髄腫瘍の治療 脊髄腫瘍の症状 |
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