下げ三分
海釣りでは、上げ三分、下げ三分が狙い目と言われる。上げ三分とは干潮時から満ち上がり三分目、下げ三分とは満潮時から引き潮の三分目の事を言う。魚が活発にエサを食べるのは、満潮または干潮時刻から約2時間後と言われている。潮が動き出すと、魚の活性が上がるため。潮が満ちてくると魚は波止際や浅場へ寄り、潮が引いていくと魚は沖へ出て行く。
潮汐と魚の関係について
大潮(潮位の差が大きい時)と小潮(潮位の差が小さい時)では、大潮(潮位の差が大きい時)の時の方が魚はよく釣れるといわれている。潮位の差が大きい時は潮が速く流れ、潮が下から上へ湧き上る現象が起こる。この流れによって下層にあるプランクトンが上層に押し上げられ、プランクトンを小魚が食べ、小魚をフィッシュイーターが捕食するので魚の活性が高まり、結果的には魚が釣れる確率が高くなる。また、潮がよく動くことによって、酸素が大量に海中へ多く取り込まれるため、魚の活性が高くなるともいわれている。
当サイトでは魚釣りの入門的な用語からちょっとマニアックな用語まで、できるだけ簡単に分かりやすく紹介しています。投げ釣りからフカセ釣り、渓流釣り、ルアーフィッシング、ブラックバス釣り、アユ釣りまで幅広いジャンルの釣り用語が満載です。中国には次のような釣りに関することわざがあります。「一時間幸せになりたいなら酒を飲みなさい。3日幸せになりたいなら結婚しなさい。一生幸せになりたいなら釣りをしなさい」このことわざが意味するように釣りは一生楽しめる趣味の王様です。私自身幼少の頃より釣りをたしなみ、数十年たった今も時間を見つけては釣り糸をたらしています。幼い頃に抱いていたドキドキする気持ちを今も変わらず持ちながら。これから魚釣りをはじめようとする方は是非この用語集を活用して知識を深め、釣りをよりいっそう楽しいものにしてください。どのような分野にも専門的な言葉があるように、魚釣りにおいても釣りをする人にしかわからない言葉がたくさんあるので、釣りの雑誌を読んでチンプンカンプンにならないよう必要最低限の用語はしっかりと、そして楽しく覚えてしまいましょう。