12月15日の誕生花は原種系チューリップ

-　花の解説　-

原種系のチューリップは、一般的なチューリップより球根が小さくて背丈も低い種類が多く、花の雰囲気も華美すぎずすっきりとした姿だから、コンテナや鉢植え、庭木の根元、寄せ植えの前面など比較的狭い場所でも十分楽しめる種類なんだ。さらに良いところは、植えっぱなしでも毎年球根が増えて、病気やウイルスにも強くとても丈夫だから、特別な世話をしなくても翌年しっかり花を咲かせてくれること。主な系統は、チューリップの中で一番早く咲き、縁取りされたものや斑入りの花が多い「カウフマニアナ」や、ウイルス病に強く、大輪の花を咲かせ葉も大きく球根がよく増える「フォステリアナ」、葉っぱに紫色の斑点が入るのが特徴的で、大きめの花は縁取りされているものや斑入りの花が多い「グレイギー」など、ほかにもまだまだ園芸的に紹介されていない原種や交配種があるだよ。