11月18日の誕生花はコエビソウ

-　花の解説　-

熱帯地方が原産地だけれど、寒さにも比較的強いから関東地方南部では外に置いても葉っぱを緑に茂らせたまま冬を越すことができるんだ。寒い地方では60cm程度にまとまる鉢植えとしても育てることができるよ。また、室内で通年15度以上あるような暖かい場所では一年中、ユニークな形の花を楽しむことができる丈夫で育てやすい植物なんだ。枝の先端に小指程度の長さで垂れ下がっているのは、つぼみを包む「苞」という葉っぱが色づき重なり合い、ちょうど海老の胴体のように湾曲したもので、本来の花は苞の先端から突き出したところだよ。花は、上下それぞれ1枚ずつ唇状の白い花びらからできていて、すぐに落ちてしまうけれど、付け根から咲き始めて先端に向かって次々に咲いていくんだ。若い苞は淡い緑色で、海老の胴体のような赤褐色になるのは成熟したとき。改良された品種には苞が黄色のものや、通常、卵形で向かい合って生える緑色の葉っぱに斑が入るものもあるよ。