10月9日の誕生花は女郎花

-　花の解説　-

万葉集や源氏物語にも登場するなど、日本では庭に植えたり切り花にしたりと古くから馴染み深い植物のひとつで、旧暦で８月１５日の十五夜に飾る秋の七草のひとつなんだ。とっても小さな黄色い花が、細く長い茎の頂上に集まって咲くよ。地上付近に生えている葉っぱは長めの楕円形で、茎に生えているものは深い切れ込みが入った羽のような形をしているんだ。地下で茎を伸ばして広がるのが特徴で、特に鉢植えの場合はたまに地上に浮き上がって伸びていることもあるから、周りの土をかけるなどして乾燥防止をしてあげてね。園芸的に改良された品種には、背丈の低いタマガワオミナエシや、葉に斑が入るフイリオミナエシ、一般的に７月以降に咲くけれど６月から７月にかけて咲いてしまうハヤザキオミナエシなどがあるよ。