9月18日の誕生花は鳳仙花

-　花の解説　-

江戸時代には、赤い花を爪を染めるために用いたり、花の咲く時期に草を抜き取り乾燥させたものを風邪の薬として利用したり、花びらを焼酎漬けにしたものを虫刺されに塗布したり、種を生薬として魚の中毒に用いたりと多岐に渡って利用されていたホウセンカ。多肉質で直立した茎に、先端が尖っていてギザギザの縁を持った長い楕円形の葉は互い違いに生えて、花は葉の付け根にひとつか２、３個ずつ束になって咲くよ。３枚の花びらのうち左右のものは途中で２つに分かれて、その外側に薄めの咢が花びらのように３枚ついているんだ。咢の一部は花の後ろに管状になって長く突き出しているよ。園芸品種のバリエーションが豊富で、背丈の違うもの、花形が一重咲きから八重咲き、椿咲き、大輪咲きがあって、花色も赤色、濃淡それぞれの桃色、サーモンピンク、紫、白、紅色などがあるんだ。