9月14日の誕生花はリコリス

-　花の解説　-

葉っぱも何もない地面からにょっきりと花茎が伸びて花を咲かせるから、芝生などのグランドカバーが敷いてある場所に植えたり、鉢植えにするのに向いた植物だよ。日本では「ヒガンバナ」のイメージが強くてあまり盛んに栽培されてこなかったけれど、欧米では人気のある植物で、最近になって日本でも改良の研究が始まったんだ。花のつく茎の先端に5個から10個の花を放射状に咲かせ、花びらは外側に反り返って、長い雄しべと雌しべがひときわ目立つ花が咲く。花の咲いた後に地面から直接生える光沢のある葉っぱは、生える時期によって2パターンに分けられるよ。秋に葉っぱが出る種類は、鮮やかな赤色の花の咲く「ヒガンバナ」、白い花の「シロバナマンジュシャゲ」、黄色い花の「ショウキズイセン」などがあって、春に葉っぱが出る種類は、藤桃色の「ナツズイセン」、淡いピンク色の「インカルナータ」、紫がかった桃色で青みも帯びる「スプレンゲリー」、黄色がかった橙色の「キツネノカミソリ」などで寒い地域で育てるのに向いているんだ。