8月5日の誕生花はオシロイバナ

-　花の解説　-

やや香りを持つ花は、夜間、視界が暗くなっても昆虫を呼びこむためなんだ。赤色や桃色、白、赤紫、黄色、絞り模様、染め分けたものなど花色が豊富なんだけれど、この色づいた部分は萼で、オシロイバナには花びらはないんだ。萼の後ろが長細く伸びて、その先の蜜を蝶や蛾が吸うついでに受粉に貢献しているんだよ。葉っぱは濃い緑色の卵形。冬場は枯れるから日本では一年草として扱われるけれど、もともとは多年草で、原産地の熱帯地域では根っこが球根のようになり、数年たつと大きな株になるんだよ。しかも、大きいものだと18キロにもなって黒みがかったサツマイモのような形になる。食べられる品種もあるけれど、一般的には毒があってまず食べられないから気を付けてね。