5月22日の誕生花はミツバツツジ

-　花の解説　-

挿し木や接ぎ木で増やすのが難しいことや、野生のものの花色が限られていることから園芸化がほとんど進んでいなくて、自生するものの多くが採取（盗掘）されてしまい数が減少しているんだ。若葉が芽吹く前の山中に目を引く鮮やかな赤紫色の花。葉が出る前に枝先に１〜３個の５枚の花びらが合体した漏斗状の花をつけ、ほかのミツバツツジ類は雄しべが10本なのに対してこの種類は５本なのが特徴なんだ。花後もしくは同時に出てくる太めの菱形の３枚の葉が名前の由来になったんだよ。自生する場所によって変種があって、東国（トウゴク）ミツバツツジや西国（サイコク）ミツバツツジ、ほかのミツバツツジより小さめの葉をもつ小葉の（コバノ）ミツバツツジ、大山（ダイセン）ミツバツツジ、雪の多い日本海側に分布する雪国（ユキグニ）ミツバツツジ、清澄（キヨスミ）ミツバツツジなどがあるんだ。