3月13日の誕生花はエニシダ

-　花の解説　-

たとえば、西洋の魔女が空を飛ぶのに使う箒は、この枝から作られていてかかせない材料なんだ。それを聞いただけでもワクワクしちゃうけれど、春には黄金色に似た鮮やかな黄色の蝶が枝に止まっているような姿の花が葉の付け根に１個から２個ついて、それがびっしりと枝を覆いつくすように群れて一気に咲くから、その鮮やかな光景に目を奪われてしまうよ。そのほかの種類に「アンドレアヌス（ホオベニエニシダ）」という黄色い花びらの中の下の翼弁と呼ばれる下の花びらのみ暗褐色になる園芸品種があって、雰囲気が変わって落ち着いた可愛らしさがあるんだ。マメ科の植物だから花の咲いた後にキヌサヤのような豆の鞘ができて、夏に黒く熟しぶら下がるよ。これを播けば新しい株を増やすことができるんだ。