2月9日の誕生花はカトレア

-　花の解説　-

ほとんどの種類がよい香りをもったカトレアは、木の幹や枝、岩の上などにほふくする茎の節から出した太い根っこで張り付くようにして生活している「着生ラン」のひとつだよ。なんでそんな安定感のない場所に生息しているかというと、地球上に生まれてきたときにはすでに条件の良い場所は他の植物にとられてしまっていて、競争が少なくて生き残るためにはそこしかなかったからだと言われているんだ。ほふくした茎から棒のような茎をのばして、頂上に１枚から２枚の蒸発を防ぐため肉厚になった光沢のある葉っぱが生えて、３枚の萼片と３枚の花びらでできた花は１個から３０個が直立して咲くよ。花の咲く時期によって春咲き、夏咲き、秋咲き、冬咲き、不定期に咲く四季咲きに分けられて、収集家たちに人気のある、花色が唯一黄色で、唇の形をした一番目立つ花びらが鮮やかな赤色の大輪の花を咲かせる「ドゥイアナ」、最初に発見されたピンク色の花が咲く「ラビアタ」、株は小型だけれど大きな花を咲かせる「ワルケリアナ」のほかにも、咲き方や花の色、大きさなど、交配されてできた種類がとにかくたくさんあるのが特徴なんだ。