2月8日の誕生花はユキノシタ

-　花の解説　-

日陰の場所でも育つことや、葉っぱを民間薬などとして使っていたこともあって、昔からある家屋の庭にはよく植えられている植物だよ。苺の株のように、ほふくして伸びる濃い紅紫色の細い枝を出して新しい子株を作って増えることから群生しやすいんだ。茎や葉っぱには赤褐色の粗く短い毛が生えていて、梅雨の時期に、茎の先端部にまばらにたくさんの白い花を円錐形になるような分布でつける。上の３枚の花びらは、白色の地に濃い紅紫色の斑点と基の部分に黄色い点をもった卵形で、下の２枚の白色の花びらは細長い楕円形の特徴ある花だよ。葉っぱの表面は暗い緑色で脈に沿って白い斑が入って、裏側は暗い紫色をしているんだ。葉っぱの表面に白い斑が入らない‘アオユキノシタ’、５枚の花びらが星形のように開いて、形や大きさがほとんど同じ‘ホシザキユキノシタ’という種類もあるよ。