大分県の県花は「豊後梅」
大分県の県の木、そして県の花は「豊後梅」だぞ。NHKが放送開始30周年を記念して各都道府県の「郷土の花」を公募で選定する事業を行った際に、大分県の郷土の花として「豊後梅」が選ばれたこともきっかけとなって、その後、大分国体実行委員会が県の花として国体のマークに使用して、県の花として認められ、それ以降親しまれてきたんだ。
「豊後梅」は古くから豊後(大分県)発祥の名産品として知られていて、1681年に発行された「花壇綱目」にその名が記載され、また、豊後杵築藩主松平家から毎年将軍家にこの梅の砂糖漬けが献上されていたんだよ。
約4cmほどの大きな果実がなり、種が小さく肉厚で酸味が少ないことから加工品に利用することができるんだ。だけど、結実が乏しいことから主に観賞用として楽しまれるよ。花は3月上旬から中旬に、淡い紅色の八重咲きの大輪の見事な花が咲くぞ。