香川県の県花は「オリーブ」
香川県の県の花は県の木と同じ「オリーブ」なんだ。県の木は、緑化運動の中で県民からの公募で選定されて、昭和41年9月10日に、県の花は昭和29年にNHKが放送開始30周年を記念して行った各都道府県の「郷土の花」を公募で選定する事業がきっかけとなって、開局記念番組内で発表したよ。
オリーブはモクセイ科の一年中緑の葉っぱを茂らせる植物で、芽の付け根にうっかりすると見落としてしまうほど小さな、乳白色の花をひっそりと咲かせるんだ。もとはスペインのマジョルカ島が原産地で、地中海沿岸の温暖で日照時間が多く、強風などが吹き荒れない穏やかな気候が合っているオリーブ。日本ではその気候に似た、香川県の小豆島がオリーブの実の主産地となっていて、現在では国内生産量の95%を誇っているんだ。