山口県の県花は「夏みかんの花」
山口県の県の花は、山口県が原産地の「夏みかんの花」。NHKが放送開始30周年を記念して、植物友の会や全日本観光連盟、日本交通公社の共催で公募で全国都道府県の「郷土の花」を選んだ事業で、県を象徴する花として、昭和29年3月22日に選定されたこともきっかけとなったよ。
夏みかん栽培は、江戸時代中期に黒潮に乗って山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した柑橘の種を播いて育てたのがはじまりとされているんだ。明治期には、職を失った武士への救済措置として夏みかん栽培が奨励されたこともあって、萩市内には当時の木が多く残っているぞ。
5月頃に新緑とともに爽やかな白色の花を咲かせ、甘酸っぱい香りを漂わせる「夏みかんの花」。2001年には環境省によって「かおり風景100選」に選出されているよ。