島根県の県花は「牡丹」
多くの人に親しまれ、全国でも知られている日本一の産地をもつ島根県の県の花は「牡丹」。昭和28年に制定されたんだ。もともとは、乾かした根の皮を用いる漢方薬として中国から渡来したよ。
島根県松江市八束町の大根島は、太古の昔、海中火山だったことから、土壌が溶岩と火山灰からなる弱酸性で花卉栽培にとっても適していて、特に「牡丹」を約300年前から栽培していたんだ。
品種改良も盛んに行われ、赤色や白色、淡い紅色、紫色、黄色、オレンジ、ぼかしが入ったものなど豊富な色合いと、一重咲きから八重咲き、それ以上の千重、万重咲きなど花びらが幾重にも重なった豪華な花が、300種以上、数万株が4月下旬から5月上旬、ちょうどゴールデンウィークの時期に満開を迎え、絢爛豪華で見事な景色を楽しむことができるぞ。
NHKが放送開始30周年を記念して全国観光連盟、日本交通公社、植物友の会と共催で全国都道府県の「郷土の花」を公募で選んだ事業でも選ばれているよ。