兵庫県の県花


兵庫県の県花は「ノジギク」

昭和29年に、NHKが放送開始30周年を記念して行った事業で、兵庫県の「郷土の花」として公募によって選定されたのは「ノジギク」だったことから、現在も兵庫県の花として親しまれているんだ。

「ノジギク」は漢字で「野路菊」と書いて、九州や四国、瀬戸内海沿岸の崖などに自生して潮風などにも耐える力強い日本固有の植物。鉢植えや切り花、花壇などで楽しむ実用菊や、展覧会などで競うために美しく仕立てる盆用菊などのもとになった品種のひとつとされているぞ。

兵庫県内では、特に姫路市東南部の海岸に群生していて、秋も深まった11月頃になると、姫路市大塩町の大塩のじぎくの里公園や大塩のじぎく保存園、日笠山連山の馬坂峠、夫婦岩、日笠山などで、中心が黄色で周りを白い花びらがぐるっと一周した、素朴で可愛らしい花を楽しむことができるよ。