山形県の県花


山形県の県花は「ベニバナ」

シルクロードを通って飛鳥時代に日本へやってきた「ベニバナ」は、染色のための代表的な植物として、江戸時代には最上川流域が一大産地となったんだ。

山形県を象徴する花として親しまれてきた「ベニバナ」が昭和57年3月31日に県花として制定されたのには、古くから山形県の人々にとって馴染深かったことや、昭和29年にNHKが放送開始30周年を記念して行った事業で公募によって選定された「郷土の花」にも選ばれていたことなどもきっかけとなったからだよ。

現在では、村山地方や置賜地方が主な栽培地となっていて、アザミの花に似た真っ黄色の花を咲かせる7月頃になると、県外の人たちにも伝統や文化をよく知ってもらうために「べにばな祭り」が各地で開催されていて、ベニバナを使った料理やスイーツ、花摘みや染め物体験などが楽しめるんだぞ。