青森県の県花は「りんごの花」
りんごの生産量全国第一位を誇る青森県の県花は「りんごの花」。1971年に青森県政100年を記念して制定されたんだ。5月上旬から中旬にかけてほのかに淡いピンク色の小さな花が枝の先端に咲いて、厳しい冬を超えた先にある春を可憐に彩るよ。
現在の全国のりんご生産量のうち約98パーセントを占めている青森県にりんごがやってきたのは明治8年4月のことで、内務省勧業寮から桃や梨など11種類の苗木とともに3本が配布されたんだ。
この苗木が県庁内で育てられたのが青森りんごの始まりで、現在でも昭和38年に植栽されたりんごの木が正面入り口の右手に植えられていて、「ふじ」や「つがる」、お菓子などによく利用される「紅玉」、黄色い果実の「王林」など12品種を楽しむことができるよ。