ニュージーランドの国花(1)は「ギョリュウバイ」
ニュージーランドやタスマニアが原産地とされ、オーストラリアへの初期の移住者が、この植物と同じ種類の植物の葉っぱを茶葉として利用したことからティーツリー、またはニュージーランドティーツリーとも呼ばれる「ギョリュウバイ」が、ニュージーランドの国花とされているんだ。
「ギョウリュウバイ」は、革質で、刺のように幅の狭い線形の葉っぱの間に、濃い紅色がかった桃色の薄い花びらの梅のような花が咲く、2メートルから3メートルほどの花木だよ。
花の中心が黒色の雌しべや雄しべで、小さくても印象的な花だぞ。日本でも庭木や生垣、鉢植えなどで見ることができるんだ。
ニュージーランドの国花(2)は「コーファイ(ハナミエンジュ)」
一年を通じて温暖な気候のニュージーランド。日本のような四季はないものの、春を告げる花として古くから親しまれてきた「コーファイ」が、ニュージーランドの国花とされているよ。
「コーファイ」は、先住民族のマオリ族のマオリ語で「黄色」を意味していて、日本ではハナミエンジュと呼ばれるマメ科の植物なんだ。ニュージーランドの春、9月上旬から11月下旬頃、鮮やかな黄色に染まった長細い筒状の花をたわわに咲かせているよ。
ニュージーランド全土で見ることができるから、この時期に訪れた際には観賞してみてね。この花の蜜を吸いに、鳥たちもたくさん集まってくるぞ。