イランの国花は「バラ」
イランの人々の生活や宗教に、古くから密接な関わりをもってきた「バラ」がイランの国花とされているんだ。
イラン南西部の標高約1,500メートルの高原都市、バラの都、シーラーズにあるペルシャ式庭園「エラムガーデン(楽園の庭)」は、名前にふさわしく、バラを中心とした花々が咲き誇り、2011年にはその他のイラン国内の8つのペルシャ式庭園とともに世界遺産に登録されているよ。
また、古くからイランではバラの香りを生活の中で利用していて、花びらを水蒸気蒸留することでバラ水を採取。お菓子を作るときの香料や、リラックス効果をもたらすとされて葬儀の際に参列者が悲しみを和らげるために、手や首に付けたりされるんだ。