社会不安障害 |
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社会不安障害とは | 社会不安障害 |
社会不安障害とは他人に悪い評価を受けることや、人目を浴びる行動への不安により強い苦痛を感じたり、 身体症状が現れ、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたすことをといいます。 具体的には人前で緊張してしまうとか、顔が赤くなってしまう、人の視線が気になってしまうという形で 現れてきます。通常の社会生活をするためには、他者の前で話したり書いたりする行為を回避し続けることは できませんから、社会不安障害の症状が強まってくると社会的・職業的な不利益が大きくなり 日常生活に支障がでてきます。 |
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具体的にどんな症状が現れますか? | |
人前で何かの行為をすることや他者の視線を受けることに極端な不安感・緊張感を感じ、 場合によっては各種の自律神経症状やパニック発作を発症することもあります。 社会不安障害は10代〜20代前半に発症しやすい比較的発症率の高い疾患とされています。 社会不安障害の方が、強い不安を感じるとき、 手足が震える、息が苦しくなる、動悸がする、 大量の汗をかく、顔が赤くなる、声が出なくなる、頻繁にトイレにいきたくなるなどの症状が現れてきます。 |
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社会不安障害になる原因ってあるんですか? | |
社会不安障害の原因は、 経験的要因、心理・環境的要因、性格的要因、 生物学的要因、遺伝的要因などがあります。 経験的要因 結婚式でのスピーチで失敗するなど、人の注目が集まる中で強く恥ずかしい思いを経験したり、 頭の中が真っ白になったりしたなど、人前での失敗体験をいいます。人前で馬鹿にされたり恥をかいた出来事が 社会不安障害のきっかけとなることもあります。 心理・環境的要因 人間は緊張すれば自律神経の中の交感神経が高まるメカニズムを持っています。 交感神経が高まると、顔が青ざめる、心臓の鼓動が高まる、呼吸が速くなる、胸がつかえる、 汗をかいたりします。社会不安障害の人の中には、このような交感神経の 身体症状が出やすい体質の方がいます。 性格的要因 他人からの評価を気にしすぎる人、自分を常に良く見せようとする人、完璧主義な人、引っ込み思案で 人見知りの激しい人など、こような性格の人は、人前で失敗することを過剰に恐れたり、 恥をかきそうな場面を避け続ける回避行動の傾向があります。 このような性格だと日常的に成功を体験する機会が少ないので、社会不安障害を発症しやすいといわれています。 生物学的要因 人間の脳は、自分が置かれている状況を情報として大脳に入れる前に、情報の強さを調節する システムがあるのですが、その刺激の強さを調節する脳内ホルモンが、ドパミンとセロトニンです。 社会不安障害の人は、このドパミンとセロトニンが上手く作用しません。 遺伝的要因 産まれつき、脳内の神経伝達機能に何らかの異常があることによる発症要因です。 このような遺伝的要因を持つ人は、不安や恐怖を感じやすく、それが極度の緊張へとつながってしまいます。 社会不安障害になる原因はこのような遺伝的な要素も一役ありますが、 育ちや社会環境の影響も大きく関係していると考えられます。 |
社会不安障害の原因 社会不安障害の症状 |
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