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転移性肺がん

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転移性肺がん


   
 転移性肺がんについて 転移性肺がん

 他の場所で発生した癌細胞が血流などに乗って肺にたどり着き、そこにとどまって増えていくのが転移性肺がんです。
 つまり、転移性の場合には元々の部位が他にあるのです。たとえば、大腸がんから広がってくることもあれば、すい臓がん
 からの場合もあります。乳癌が原発になっている場合には、他の部位に広がった癌細胞も乳がんの性質を持っています。
 (たとえば、大腸がんが肺に転移した場合、大腸がんの転移性肺がんといいますが、もともとの細胞は大腸なので、肺に
 転移してきても、がんの性質は大腸がんのまま)


 治療は、原発性がんの性質や薬の感受性で大きく異なります。原則としては、抗がん薬が用いられますが、原発がんに
 有効とされる薬を使用します。また、症状を緩和する目的で放射線治療が行われます。

 肺は転移が多い臓器で、肺以外で発生したがんの30〜50%が肺に転移しているといわれています。あらゆるがんは、
 肺に転移する可能性があります。移性肺がんとして頻度が多いのは、乳がん、大腸がん、子宮がん、精巣腫瘍、骨肉腫、
 腎がん、食道がん、胃がんなどです。
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