肺がんの末期症状　肺がんの末期症状を簡単解説

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　肺がんの末期症状について

肺がんの末期症状

　肺がんが末期の状態になると、がん治療は延命治療になります。肺がんの症状は、末期になると様々な痛みとの戦いに
　なり、肺がんが進行するにつれて、徐々につらいものになります。痛みは常に襲ってきて、モルヒネを投与して痛みをコント
　ロールしなければ、耐えられない痛みになります。また、がん治療において行う放射線治療や抗がん剤の投与は、いろいろ
　な副作用を招き、食欲不振や吐き気をもよおします。このため、十分栄養が取れず体力も落ちていき、身体も痩せていきます。

　症状が進行すると転移を起こしやすく、肺がんの場合には脳や骨、肝臓、副腎といった場所が代表的な転移箇所です（それ
　ぞれの部位によって現れる症状も異なります）。肺がんが脳に転移すると、脳の場所によって麻痺や言語障害・歩行障害、
　頭痛、吐き気、人格変化といった症状が現れます。骨転移が起こった場合には、その骨の部分にキリで穴をあけられている
　ような痛みを感じることがあります。この他にも、骨がもろくなって骨折することもあります。

　肝臓は肺がんからの転移があっても症状が出づらいのが特徴で、沈黙の臓器と称されるだけあって自覚は難しいのが特徴で
　す。しかし、進行すると腹部のしこりに触れるようになったり、黄疸や浮腫といった異常が現れます。

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