多汗症とわきが　多汗症とわきがを簡単解説

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　多汗症とわきがについて

多汗症とわきが

　多汗症とは、精神的・生理的・全身的・局所的なものが原因となって汗が異常に出るという状態です。症状が出る場所は、
　原因によって異なりますが、掌、足の裏、ワキの下、背中、鼻、額、口の周囲などになります。

　多汗症とわきがには微妙な関係がありますが、お互いにどちらからも直接的な原因にはなりません。汗はほとんど臭いが
　なく、さらさらしたエクリン汗腺からの発汗量の多さです。わきがの場合は、アポクリン汗腺からでる汗に臭いの原因があり、
　アポクリン汗腺からでる汗や皮脂線からの分泌物がわきがの臭いの原因となります。要するに多汗症であってもアポクリン
　汗腺からの発汗が少なければ、わきがの臭いはほとんどしないのです。多汗症で、エクリン汗腺からの汗の量も多く、アポク
　リン汗腺からの汗の量も多ければ、エクリン汗腺からの汗がアポクリン汗腺からの汗を拡散してしまうため、わきがの臭いを
　助長してしまうことになってしまいます。

　ちなみに親のどちらかがわきがだと50％くらい、両親ともわきがだと80％くらいの確立で、わきがは遺伝します。
　（わきがが遺伝するわけではなく、なりやすい体質が遺伝する）

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