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腎臓病のカリウム制限

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腎臓病のカリウム制限


   
 腎臓病のカリウム制限について 腎臓病のカリウム制限

 腎臓病や透析をしている人はカリウム(細胞の代謝、酵素活性、神経や筋肉の興奮や収縮などの働きをつかさどる物質)の制限が
 必要になってきます。なぜカリウムの摂取を制限しなければいけないかと言うと腎不全が進んで摂取したカリウムの排泄が行われ
 なくなるとどんどんカリウムが溜まっていき、高カリウム血症となり、脱力感などの筋肉j・神経症状、吐き気や嘔吐、しびれ感、知覚
 過敏、不整脈などを起こしたり、心停止に陥る危険性があるからです。


 カリウムはほとんどの食品に含まれているので食事をすると少なからずカリウムが体内に取り込まれてしまいます。しかし食品や調理
 方法によってカリウムの摂取量を減らすことは可能です。カリウムは水に溶けやすい性質があるので調理する際は具材を小さめに
 切り、茹でたり水にさらすとカリウムが溶け出してカリウム摂取量を減らすことができます。カリウムの除去量は具材の種類や水の量、
 処理時間によって異なりますが、例えばほうれん草では45%程度、いんげんなどは30%程度のカリウムを除去できます。昆布やワカ
 メなどの海藻類はカリウムが多いので控えるようにしましょう。
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