腎不全の原因　腎不全の原因を簡単解説

				腎不全の原因
	TOP ＞		腎不全の原因

　腎不全の原因について

腎不全の原因

　腎臓は臓器から出てきた老廃物をろ過して尿にし、排泄するという機能を持っていますが、この腎臓の機能が低下してしまい
　通常の30％以下の働きしかできなくなった状態を腎不全と言います。腎不全は大きく急性腎不全と慢性腎不全に分けられます。

　急性腎不全の原因
　外科手術や外傷による出血性ショックで血圧が下がり、腎臓へ血液が流れなくなったり、急性腎炎や水銀などの腎毒物質に
　より、腎臓の働きが一時的になくなる場合や、結石や前立腺肥大などで、尿路の通過障害が起こる場合などがあります。

　慢性腎不全の原因
　最も多い原因は糖尿病なのですが、次いで多いのが慢性腎炎が進行した末期のもの、そのほか腎硬化症、嚢胞腎、
　慢性腎盂腎炎、全身性エリテマトーデスなども原因となります。

　腎硬化症・・・高血圧が長期間続くと、腎臓の血管に動脈硬化が起こります。このため血管が狭くなり、腎臓へ流れる血液量が
　減り、腎臓そのものが硬くなり機能が傷害されてしまう状態。

　嚢胞腎・・・両方の腎臓に、大小さまざまな液体が入った袋がたくさんできる病気。

　慢性腎盂腎炎・・・急激に悪化すると発熱や腰背部の痛みが起こります。進行していくと血圧の上昇や腎臓の機能低下に繋がります。

　全身性エリテマトーデス・・・発病の根本的な原因はわかっていない病気です。皮膚や関節、内蔵など、全身にさまざまな炎症を
　引き起こします。1万人に１人の割合で発病し20～30代の女性に多く、男女比は1：10です。

サルでもわかる！病気の基礎知識