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切れ痔の治療

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切れ痔の治療


   
 切れ痔の治療について 切れ痔の治療

 病名の通り肛門部分が切れてしまう切れ痔(裂肛)は硬い便を無理に排泄するときに起こる外傷です。排便時に痛みとともに
 出血する場合が多く、便秘や下痢の影響を受けやすい状態です(下痢は肛門粘膜に浸透して炎症を起こし裂けやすい状態を
 作る)。切れ痔は種類や程度によって治療法も変わり、症状が軽度であれば特別な治療をする必要はなく、排便が無理なく
 スムーズであれば自然と治るケースがほとんどです。
早め早めの治療が大切で、早い段階なら病院にかかることなく自分で治す
 ことができるのです。しかし便秘が続いたり、何度も繰り返し発症していると、便の硬さで度々傷がつき治りにくくなっていきます。
 そうなると薬物療法(治りを早くする薬剤、傷口を直接保護しながら硬くなった皮膚をやわらかくする薬剤、出血したときに止血
 作用を含む薬剤での療法)などを行いますが、それでも改善されない場合は手術となります。

 切れ痔の治療で最も重要なのは、悪化させる最大の原因である便秘を改善し、便通を整えることです。食物繊維の多い食事を
 摂る、毎日決まった時間に排便をする習慣を付けるなどの便秘対策をたて、実行することが大切なのです。便秘は女性に多い
 ので切れ痔も女性に多い疾患です。
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