サルでもわかる!病気の基礎知識

脱腸帯

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脱腸帯


   
 脱腸帯について

 脱腸帯(だっちょうたい)とは脱腸の症状が現れる部分を圧迫して、腸管などが脱出しないようにして手術までの間、苦痛を和ら
 げたり悪化を防ぐ目的で使用するものです。
脱腸ベルトや脱腸バンドなどとも呼ばれていて、ゴム製や皮革のスプリング式やス
 チール製などもあります。子供用や大人用、片側用、両側用など種類もたくさんありますがあくまでも痛みを和らげたりする装具
 なので脱腸帯を使用したからといって脱腸(そけいヘルニア)が快方に向かい完治するといった事はありません。脱腸は自然回
 復や薬物治療では完治せず、手術による完治しか見込めない病気なのです。

 脱腸とは
 脱腸は正式には「そけいヘルニア」といいます。そけいとは太ももの付け根を言い、ヘルニアとは体の組織が本来の正しい位置
 からはみ出した状態を言います。つまり「そけいヘルニア」とは腹膜や腸の一部が本来ある場所から太ももの付け根付近の皮膚
 の下に出てくる病気を言います。
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