膵炎の治療 |
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膵炎の治療について |
急性膵炎の治療は絶食、絶飲によるすい臓の安静と、点滴で栄養分や水分を補いながら必要に応じて鎮痛剤や抗酵素剤を 投与することが基本です。食事や飲水は間接的にすい臓を刺激して消化酵素の分泌を促進し、膵炎を悪化させるので 急性期には徹底した絶飲絶食が必要なのです。また膵炎では炎症のために大量の水分が失われるので多量の輸液が 必要になります。急性膵炎の初期や軽症例では診断が困難なことがよくあります。胃などの消化管の病気と間違われたり、 他の疾患を急性膵炎と診断されることもあります。急性膵炎の発見が遅れると生命に関わることもあります。 慢性膵炎の治療は臓器が痛んで壊死した部分は二度と回復できないため、病気の進行を抑えることをまず第一に考えます。 通常は食事において脂肪やたんぱく質の摂取制限が課せられ、また過食やコーヒーの飲みすぎ、香辛料の使用に注意 しなければいけません。飲酒は絶対に禁止です。鎮痛剤や抗酵素剤などの薬物療法もされますが、症状が重くなった場合は 手術の可能性も出てきます。 膵炎とは すい臓から分泌される消化酵素によってすい臓自体が消化されてしまう病気です。 |
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