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膵炎の症状

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膵炎の症状


   
 膵炎の症状について 膵炎の症状

 膵炎(すいえん)とはすい臓から分泌される消化酵素によってすい臓自らの細胞が消化される病気で、
 経過によって急性膵炎慢性膵炎に分けられます。

 急性膵炎は比較的若い30〜40代から発症が見られ上腹部から背中、時に肩にかけて激しい痛みの他に嘔吐や発熱、
 下痢、腹部のつぱった感じ
もあります。痛みは膝を曲げて腹ばいになると和らぐことがあります。症状は何日かかけて徐々に
 出てくることもあれば突然現れることもあり、また知らないうちに痛みがなくなってしまう場合もあります。
 次第に症状が悪化して意識の低下やショック状態、頻脈(脈が速くなる)を起こすこともあります。

 慢性膵炎は主に50〜60代に発症が多く見られ急性膵炎を繰り返すうちにすい臓で繊維化や石灰化が起こり、すい臓の
 機能低下が起こることを言います。典型的な症状の現れ方として上服部痛、腰背部痛のほかに、吐き気、倦怠感、黄疸、
 多尿、嘔吐、食欲不振、口の渇き、腹部膨満感
などがあります。すい臓の破壊が進行すると逆に腹痛はなくなります。

 すい臓とは
 胃のちょうど裏側辺りにあり、血糖値を正常に保つためのインシュリンなどのホルモンを分泌する「内分泌機能」と
 「消化液を分泌する「外分泌機能」の2つの機能を持っています。膵炎とはこのすい臓に炎症がおきて、痛みなどを生じる病気です。
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