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胆嚢炎の症状

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胆嚢炎の症状


   
 胆嚢炎の症状(たんのうえん) 胆嚢炎の症状

 肝臓で作られた胆汁は胆のうという袋に蓄えられ、必要に応じて胆管と呼ばれる管を通って十二指腸の中に
 排出されるのですが、この胆嚢に起こった炎症を胆嚢炎と呼びます。胆嚢炎は胆石や細菌感染などが原因で起こり、
 急性胆嚢炎や慢性胆嚢炎など様々な胆嚢炎があります。

 急性胆嚢炎は
 約9割が胆石によるものであり、食事をして3時間くらいすると吐き気や吸気時の腹痛、悪寒、高熱(高齢者は熱を
 出さないこともあります)が起こります。また黄色い液を吐いたり、黄疸や尿の色が茶褐色になったりします。

 腹部全体が硬くなっていると胆嚢が破れて腹膜炎を起こしている可能性があります。急性胆嚢炎の起こる原因としては、
 脂っこい食事を過剰摂取したり、アルコールの摂りすぎなどがあげられます。

 慢性胆嚢炎は
 急性胆嚢炎を繰り返し起こすことによって慢性化するものと、初めから慢性胆嚢炎を発症している場合があります。
 右上腹部の痛み、吐き気、下痢、便秘、慢性的な消化不良と言った症状が見られ発熱する場合もあります(無症状の場合もある)。

 胆石(たんせき)とは
 肝臓から分泌される胆汁の成分が固まって胆嚢内・胆管内にたまったもので成分はコレストロールと胆汁色素です。
 胆嚢炎はほとんど胆石が原因です。
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