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歯槽膿漏の完治

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歯槽膿漏の完治


   
 歯槽膿漏の完治について

 歯槽膿漏の完治は歯科医や患者自身の考え方によります。
 元々健康な状態が「10」だとして歯槽膿漏になり、「3」まで落ちたとします。
 治療によって「7」まで回復し日常生活にはほとんど問題ないくらいまで回復したことを完治と思えば完治になります。
 元の「10」まで回復していないのだから完治していないといえばそうなのです。
 ただ基本的に歯槽膿漏(歯周病)になって完全にもとの状態に戻ることは難しいとされています。
 骨が解けた状態にまでなると歯茎が下がって歯が長くなったように見えます。歯根膜や歯槽骨の再生は起こらないのです。
 ただエムドゲインなどを使用した歯周外科を行うと新付着といって骨や歯根膜の再生を得られます。

 エムドゲインとは
 エムドゲインとはエムドゲインゲルという歯周組織再生誘導薬剤のことです。エムドゲインゲルは子供の頃、
 歯が生えてくるときに重要な働きをするたんぱく質の一種で出来ており、手術部位にエムドゲインゲルを
 塗布することにより、歯の発生過程に似た環境を再現することが出来るのです。
 強固な付着機能を持つ歯周組織の再生を促し、健康な歯周組織を取り戻します。
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